コーチング 子育て

手段の目的化

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手段が目的化することは
様々なところで
よく見られます。

人はどうしても
目先のことに集中してしまい
そもそものゴールを
見失ってしまうのです。

教育や子育ての分野でも
しばしば
手段の目的化が
起きてしまいます。

例えば不登校の問題。

私は教師をやってきたので
教師としての考えが
よくわかります。

そもそも教師は
子どもの幸せのために
仕事をしています。

学校で様々な
指導を行うのは
子どもが将来幸せに
暮らせるようにするためです。

ですから、
教師は子どもたちに
学校に来て
学んでほしいと考えます。

不登校の子がクラスにいると
なんとか学校に来てほしいと
考えて様々な動きをします。

電話や手紙などで
学校の様子を伝えたり、
毎朝家庭訪問をしたり、
時には
学級の友達に
誘いに行ってもらったり。

そのうちに
教師としては
その子を学校に来させることが
目的化していきます。

ひどい時には
嫌がる子どもの
手を引っ張って
無理やり車に乗せて
連れていくということも
起きてしまいます。

もちろん
それがその子の
幸せにつながることならば
そういう方法もあるでしょう。

しかし、
多くの場合、
そういった教師のアプローチが
子どもを追い詰めてしまっています。

よかれと思ってやったことが
子どもを不幸にしてしまうのです。

子育てでも
同じようなことが言えます。

将来困らないように。
立派な大人になるように。

そんな願いから
親は子どもに
様々なしつけを行います。

これ自体は
素晴らしいことです。
親の愛情です。

例えば
好き嫌いなく食べる
行儀よく食べる
挨拶や返事をする
整理整頓をする

とても素晴らしいことです。

しかし、
そのしつけを行うことが
しばしば目的化されて
しまうのです。

目の前の子どもの様子を
見失ってしまうのです。

好き嫌いなく食べさせることが
目的化されると
目の前でどんなに
子どもが泣きわめこうと
どんなに
ストレスを感じていようと

その姿が見えなくなって
しまいます。

親もそのことで
ストレスを感じるようになり

親も子どもも
暗い顔、険しい顔で
1日を過ごすように
なってしまいます。

本来は
子どもの幸せのため
であったことが

お互いの不幸を
生んでしまうのです。

しつけをするな。

と言っているのでは
ありません。
しつけはとても大切なことです。

しかし、
なんのためにしつけを
しているのか。

これを見失わないように
しましょう。

ということなのです。

目の前のことを
そもそも・・・
というように
高い次元で考えることを

思考の抽象度を上げる

と言います。

私たちは
常に高い抽象度で
物事を考える必要があるのです。

手段が目的化しないための
大切な心構えです。

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