エフィカシーを高める

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「他の人はできるのに
 あなたはどうして
 できないの?」

こう言われたこと
ありませんか?

これは
人のエフィカシー
(自己効力感)を
下げる発言No.1です。

他の人たちが
できることは
あなたにも
できなければいけない。

そんな決まり
誰が決めたんですか?

きっと学校で
植え付けられてしまった
価値観なのでしょう。

「このぐらい誰もが
 できなければならない。」
って。

自尊心のお話のときにも
触れましたが、

人ができないことを
指摘することで
自分ができることを
自慢しているのです。

「他の人はできるのに
 あなたはどうして
 できないの?」

これはその人のことを
心配しているような
印象を与える言葉ですが、

実は、深層心理では
自分たちのエフィカシーを
守るためなのです。

できる人と
できない人との
線引きをして

自分はこちら側にいる
ということを自慢しているのです。

例えもしそうだとしたら、
「あなたはどうして
 できないの?」
という前に、

「私がやってあげるね。」
といって
できる人がやって
あげればいいのです。

もしそれが教育の場で
その人を励ます
立場だったとしたら

「あなたならできるよ。」

という前向きな励ましの方が
望ましいですね。

そして何より
大切にしてほしいのが

その人がそれを
やりたいかどうか。
です。

やりたくないことを
無理矢理に押しつけることは
避けたいものです。

コーチングの基本は
ゴールを達成するための
エフィカシーを高めること。

そして
そのゴールはwant toであること。

現代の教育の場では
その逆をやってしまっていることが
あまりに多いように思います。

15年の教職経験の中で
何度も目にしてきました。

できる子とできない子の線引きをし
集団の教育力を使って
できない子を引き上げるような
空気を醸成します。

want toかhave toかに関わらず
カリキュラム通りに授業を進めます。

その子にとって
簡単すぎる内容をさせたり、
その子にとって
難しすぎる内容をさせたりします。

その過程で、
多くの子がエフィカシーを下げ、
自己を過小評価し、
謙譲の文化がさらにそれを助長します。

「自分なんて
 大したことのない人間だ。」

そう思うことが
大人になることだと勘違いしながら
大きくなっていくのです。

「宇宙飛行士になる」
という夢は、いつしか
「公務員になる」
という
親や周りの人から与えられた
価値観に沿うものとなります。

教育の場に
コーチングの理論を
入れていくことは
急務の課題だと考えています。

まずは、この考え方を
一掃しましょう。

「他の人はできるのに
 あなたはどうして
 できないの?」

人によって
得意なことは違います。
人によって
やりたいことは違います。

エフィカシーを下げ合う
関係ではなく
エフィカシーを高め合う
関係を作りましょう。

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