コーチング

善と悪は多数決?

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善を作ると
自ずから悪が生じる

最近読んだ本に書いてありました。
なるほど確かにそうだなと思います。

人は「善」にとらわれすぎて、
イライラを募らせています。

善い母を目指すあまり、
ストレスを溜めてしまう。

善い先生を目指すあまり、
心が病んでいく。

善い子を目指すあまり、
劣等感にさいなまれる。

「善」は諸刃の剣です。

正義の味方は
いつも怒っています。
悪を憎み、
「絶対に許さない!」
と人を非難します。
人が善い行いをすることを
期待しているのです。

しかし悪者は違います。
悪者はいつも笑っています。
「イッヒッヒ。」
悪者は人に期待しません。
だから人を非難しないのです。

「そんなこと言っても
悪いことは悪いことだ!」
と言う人もいるでしょう。

しかし善悪の定義を
少し拡大してみると、
見え方が変わって来るでしょう。

そもそも、善悪などの
価値観とは
多数決のことです。

「真理」は多数決では
決まりませんが、
「善悪」は多数決で
決まります。

例えば法律。
法律は絶対の真理を
表すものではありません。
民主主義の原理に基づいて
多数決で決められます。

死刑に賛成の意見が多ければ
死刑制度が作られ、
死刑に反対の意見が多ければ
死刑制度は廃止されます。

死刑制度が善か悪かは
多数決で決まっている
ことになります。

もっと身近な例を挙げると
お行儀が善い悪い
というのも多数決です。

日本では床などに座って
食事をするとき、
ひざを立てて座ると、
「やめなさい。お行儀が悪い!」
と叱られます。

しかし、お隣の韓国では
ひざを立てて座るのが、
お行儀の善い食べ方なのです。

それぞれの国の文化なのですが、
その国で、
これがお行儀の善い食べ方だ。
という人が多かったから、
その文化が定着していくのです。

善いお母さん
善い先生
善い子ども

も、多数決で作られたものです。
場所や時代が変われば、
当然変わっていくものです。

絶対の真理ではありません。

多数決で作られた善が、
その反対の悪を生んでしまいます。

もっと解釈を広げていくと

「マス」がマイノリティ」を
生むとも考えられます。

つまり、
「健常者」が「障碍者」を生み、
「異性婚」が「LGBT」を生み、
「白人主義」が「黒人差別」を生みます。

多数決の論理で
「善」が決まるのに似ています。

マスがマイノリティを生む。
その作用を促進しているのが
現代の学校です。

多様な子どもたち、
個性的な子どもたちに、
「普通」
「常識」
「正しいこと」
を教え、
集団としての人を均(なら)す
作業をしているのが学校です。

そこからこぼれ落ちた
「障碍児」や「不登校児」
という名のマイノリティを
「悪」として非難します。

そんなこと言っても、
この世の中はそれで回ってる。
じゃあ、どうすればいいのか?

それを自覚することです。

善悪に絶対的な基準はないと
自覚するのです。

正しいとされていることを
疑ってみましょう。

「人が正しいと言っているから。」
と言って、
思考停止に陥るのをやめましょう。

自分の頭で考えて、
自分が心から納得する
生き方をしましょう。

あなたは生きたいように
生きることができます。

世間が勝手に決めた善悪に
とらわれないでください。

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