教育

思いを伝える力思いを聞き取る力を育てる

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「先生!〜くんが・・・。」

こうやって訴えてくるシーン、よくありますよね。

昨日は外で遊んでいたA君が職員室に訴えに来ました。
「河村先生、B君が首にこうやって(手をかけて)きました。」

「何!!それはいかん!!」

とは言いません。
「そうなの。それで?」
その子の興奮した状態を落ち着けるように、
できるだけ穏やかな声で言います。

「嫌だったから謝ってほしいです。」
A君はすぐにこう言えました。
これが言えるようになった時点で、だいぶ落ち着いてきています。
情動が支配していた状態から、論理で考えられる状態に変わってきています。

話を聞いているとその話題の原因となったB君が、
私たちの様子を見ていて寄ってきました。
「B君、A君が話したいことがあるらしいよ。」
A君に話すことを促します。

「首にこうやってされて嫌だったから謝ってほしい。」
「ごめんなさい。」
謝るときは、ちゃんと頭を下げて謝るんだよ。
と教えているので、B君はペコリと頭を下げます。

そしてA君は、
「いいよ。」
と言って、また走って遊びに行きました。

はい解決。



職員室に訴えに来てから、解決まで1分くらいでした。

ある日の給食時間にはそのB君が訴えてきました。
「先生、C君が肘でこうやって突っついてきて、
やめてって言ってもやめてくれません。」

「そうなの。今は給食時間だからあとで話を聞こうね。」
そうやって、給食を食べることにしました。
ランチルームで給食を食べるのですが、
B君とC君は隣の席です。

給食を食べ終わった頃、B君がまた言いにきました。
「先生、さっきのことはもういいです。」
笑顔で恥ずかしそうに言いに来ました。

きっと、給食を食べながら二人で話して解決したのでしょう。
「そうなの?よかったね。」

子ども同士のトラブルは、基本的には子ども同士で解決できるように促します。
例外的に叱ることもありますが、ごくまれです。

自分の思いを上手に伝えられるようになれば、
そして相手の思いを聞けるようになれば、
トラブルは激減します。

「先生!D君とE君が喧嘩しています。」
女の子たちが職員室に呼びに来ました。
「そうか。行ってみよう。」
急いで教室に上がると、涙ぐんでいる二人の男の子。

「どうした?何か手伝おうか?」
そういうと、二人は声をそろえて言いました。

「いや、もう解決しました。」

二人はすぐに仲良く遊び始めました。

「おっ!この子たち、なかなかやるなあ。」
と思いました。

もう一つおまけ。

Eさんが訴えにきました。
「先生、F君がGちゃんのノートが落ちててそれを踏んでたのに、
 踏んでないって言うんです。」

F君を呼んで聞いてみると

「いや、僕は踏んでないです。」
「いや、踏んでました。」

水かけ論になりました。

私は言いました。

「うん。先生には分からない。見てないからね。
 でも、これからF君は気をつけるよね。」
「はい。」

「じゃあ、頼むね。」

分からないことは、深入りしない事です。



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