ある女の子の夢

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教育相談で聞いた、ある女の子の夢。
私はそれを聞いて、目頭が熱くなってしまいました。

その女の子の夢とは、

「ケーキ屋さんになること。」
でした。

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「へえ、いいねえ。なんでケーキ屋さんになりたいと思ったの?」
「弟の○○ちゃんがね。アレルギーがあって卵が入っているものが食べられないの。
家でケーキを買って食べるんだけど、卵が入っていないからあんまりおいしくないの。
だから、私がケーキ屋さんになって、おいしいケーキを○○ちゃんに食べさせてあげたいの。」

弟のためにケーキ屋さんになる。
なんて優しい子なんだろうと思いました。
「あなたが、ケーキ屋さんになったら○○ちゃんは喜ぶだろうね。」

その子は私の言葉に目を輝かせます。

さらに私は、その夢を膨らませるために、ちょっとだけアドバイスをしました。

「あのね、このクラスの○○君も卵が食べられないでしょう。
給食でも違うのを食べてるよね。
○○君もきっと、卵が入ったケーキが食べられないよ。
こんな身近に2人もいるんだから、世の中にはたくさんの
アレルギーで困っている人がいるんだと思うよ。
あなたは、普通のケーキ屋さんになるんじゃないんだよね。
アレルギーで困っている人を喜ばせるケーキ屋さんになるんだよね。」

その子は、大きくうなずきました。
その子の夢を少しだけ膨らますお手伝いができたかなと思います。

そして、問います。
「じゃあ、そうなるために今、何をすればいいと思う。」

2,3秒、考えた後、その女の子は力強く言いました。

「勉強をがんばる。」

その子はとても賢い子で、
目を見れば私が言いたいことを理解したことがよくわかりました。

「先生、応援してるよ。
ケーキ屋さんになったら、先生、ケーキ100個買いに行くからね。」

握手をして、相談を終わりました。

子どもたちが、行儀よく話を聞いていたときよりも、
宿題をバッチリやってきたことよりも、
テストで100点を取ったときよりも、
夢を応援する瞬間が、一番うれしい瞬間です。

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