教育相談で絶対に聞きたいこと

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うちの学校では、年に2回子どもと個別に相談をする機会があります。
「教育相談週間」として、学校への適応の様子や、家庭での様子などを
1対1で話をする時間を設けます。

教育相談では、これからの指導に役立つ情報を得るために、
いろいろな質問をします。

その中で、私が必ず聞きたいことがあります。

それは、

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「将来の夢は何ですか?」
と聞くことです。

その質問をすると、子どもたちはニコッとして、
宙を見上げます。
未来を想像するときの仕草なのでしょう。

「警察官になりたいです。」
「パティシエになりたいです。」
「寿司職人になりたいです。」
「医者になりたいです。」

さまざまな夢を聞くことができます。

基本的に、全て応援します。

寿司職人になりたい子には、
「じゃあ自分のお店を持ったら必ず先生を呼んでね。
おいしい日本酒も用意しててよ。」
などと、楽しい未来の会話をします。

それでも、
「将来の夢は何ですか?」
と聞かれて黙り込んでしまう子もいます。

そういう子は、
できることとやりたいことをごっちゃにしてしまっています。
やりたいことを言おうとしても、
「そんなの無理。」
ということを周りの人から言われているのです。

だから、「そんなの無理。」と言われないように、
本当に自分のやりたいことを隠してしまうのです。

そんなとき、私は
「何でもできるとしたら何がやりたい?
別に仕事じゃなくていいよ。
例えば、『バケツ一杯のプリンを食べたい。』
っていうようなことでもいいよ。」

そういうと、やっと重い口が開きます。

「ゲームをやりたい。」

ここで、「しめた!」です。
ゲームをやる側になるのか、
ゲームを作る側になるのかという話をします。
ゲームが好きなら、それを仕事にすることだってできるんだよ。
というと、その子の目はきらきら輝きます。
※比喩なんかではありません。
みんなに見せてあげたいぐらい、本当にきらきらしてくるのです。

ある子が言いました。
「自衛隊さんになりたい。」
「へえ、そうなの。なんで自衛隊さんになりたいと思ったの?」
「お母さんが自衛隊が好きで、自衛隊になったらッて言われたんです。」
「そうか。お母さん、自衛隊が好きなんだね。
じゃあ、自分は本当は何がしたいの?」

軽い気持ちで聞いてみたのですが、
この質問の大切さに、気づいてびっくりしました。

「僕は、画家になりたいんです。」

そこからは、
どんな画家になりたいか。
目標とする画家はだれか。
その人のどの絵に惹かれるのか。
などをいろいろ聞きました。

その子は、
自衛隊さんになりたいのではなかったのです。
画家になりたかったのです。

将来の夢はだれに決められているのか。
残念ながら、身の回りのみじかな人なのです。

自分の心からやりたいことを選んでいるのではなく、
まわりの人から勧められたことを選んでいるのです。

画家になりたいといった子は、
ひょっとすると、
「画家なんて稼げないよ。」
と誰かに言われたのかもしれません。

そのために、自分の心からやりたいことを隠して、
「自衛隊さんになりたい。」
という偽の夢を私に語ったのです。

「本当は何がしたいの?」

という質問はすごく大事です。

自分の本心を押し殺して生きる。
そんな人生を子どもたちに歩んでもらいたくはありません。

今、何のために勉強しているのか。
これを子どもたち自身が発揮させるためにも、
教育相談では
「あなたの将来の夢は何ですか。」
と聞きたいものです。

そして、
「本当にやりたいことは何ですか。」
という突っ込んだ問いも、忘れてはいけないなと思います。

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