教育

テレビばかりで宿題を全然しない子にテレビの害をどう伝える?

投稿日:

「うちの子テレビばっかり見て宿題を全然しないんです。」
そんなお母さんの悩みをよく聞きます。
私は、子どもにはテレビの害をしっかりと話すべきだと思います。
そして、子どもたちに話す前に、大人がその害についてしっかりと理解する必要があります。

1 テレビの害について

簡単に言えば、テレビは洗脳の道具です。
いきなりそんなきつい言葉を言われて、ドキッとする人もいるでしょうが、
それが事実なのです。



「B層戦略」ってご存知でしょうか。
小泉純一郎元首相が郵政選挙に勝つためにとった戦略です。
ウィキペディアで「B層」を調べてみると次のような記事が出てきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
マスコミ報道に流されやすく「IQ」が比較的低い、構造改革に中立的ないし肯定的。構成者は主婦層、若年層、シルバー(高齢者)層など。具体的なことは分からないが小泉総理のキャラクター・内閣閣僚を支持する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
マスコミ報道に流されやすい階層の国民をターゲットにして、
分かりやすいスローガンを掲げ、その階層の人たちを自分の味方にしていったという話です。
小泉さんの取った戦略がいいとか悪いとかそういうことはさておいて、
テレビばかりを見ている人は、知らず知らずのうちにこのB層の人のような考え方になってしまうのです。

例えば、テレビ番組で「納豆がいい」と言われたら、次の日にスーパーの納豆がなくなる。
「チーズがいい」と言われれば、チーズが、
「豆腐がいい」と言われれば、豆腐が、
次の日のスーパーで売り切れてしまうということが起きます。
これがいわゆるB層の人たちの考え方。
あまり深く考えずに、「なんとなくいいんだろうな。」と思って行動に移す人たちのことです。

テレビは映像があり、音楽がそれに加わることで、
視聴者に強い印象を与えることができます。
そのため、
「テレビで言っていることはすべて正しい。」
「テレビが言っているから間違いない。」
と思い込んでしまうのです。

この小泉元総理はこのテレビの特徴を使って、
B層の人の心をつかむ戦略を作り、見事選挙に勝ったと言われています。

あなたはB層の人間なりたいですか?
テレビ番組は、ほとんどの場合隠された意図をもって作られています。
テレビを見続けると、その意図に気づかず、
知らず知らずのうちにその意図通りの行動をとってしまうようになります。

2 子どもにどう伝える?

そんなテレビの特徴を知ったうえで、子どもたちにどう伝えればよいでしょうか。

私ならこのように話します。

・・・・・・・・・・・・
そのテレビ番組を作るのにはすごくお金がかかるんだよ。
例えば、出演者のギャラ(出演料)。
カメラマンなどの撮影スタッフの給料。
ロケであれば、そこまでの旅費。
スタジオであれば、スタジオの使用料やセットの使用料。
たくさんのお金をかけてテレビ番組は作られているんだ。
でも、普通のテレビ番組(地上波の番組)はタダで見られるでしょう。
どうしてだと思う?
それは、スポンサーといってコマーシャルを出す会社が
お金を代わりに出してくれているからだよ。
その番組を見てくれる人が、そのスポンサーの会社の商品を
買ってくれたらそのお金が帰ってくるから、
スポンサーはテレビ番組を作るのにお金を出しているんだよ。
ということは、
あなたがテレビ番組をタダで見るということは、
知らず知らずのうちに、そのスポンサー会社の商品を買わされているということなんだよ。
タダでラッキー!」と思っていても、
実は後からたくさんの商品を買わされるという仕組みなんだ。
ひょっとするとまったく必要のないものでも、
その番組のカッコいい俳優さんが持っているというだけで、
買ってしまうということも起きるかもしれないよ。
・・・・・・・・・・・



「タダで見られるということの裏にはそんな仕組みがあるのだ。」
ということを教えてあげるだけでも、
テレビ漬けから離れられるきっかけになります。
小学校の低学年ならば難しいかもしれませんが、
高学年ぐらいならばこの仕組みはわかるはずです。

3 いちばんいい方法は?

テレビ漬けから解放される最も良い方法は、
テレビを買わないこと。
持っているテレビを捨てること。
です。
「そんなの、絶対に無理!!」と思っている人。
大丈夫ですか?テレビに洗脳されていませんか。
今の世の中、テレビがなくてもいくらでも生きていけます。

私が3年間離島勤務をしていたときには、テレビなしの生活を送っていました。
テレビの代わりにスマートフォンでニュースサイトを見たり、
新聞を読んだりすれば全く日常生活に困りません。
むしろ、本を読んだり、家族で話をしたり、趣味に没頭したりと、
豊かな時間を過ごすことができます。

4 テレビは見てはいけない

「テレビは見てはいけない」苫米地英人著

この本には次のように書いています。
・・・・・・・・
テレビはわたしたちの心の中に臨場感を感じる空間をつくりだします。そしてその空間に、映像と音声を介して絶え間なく情報を書き込んでいく。その情報が私たちの内部表現に変化をもたらし、自分が感じている空間の認識を変えさせて、結果的に自分自身をも変化させてしまう。
だからこそ、今の世の中では、テレビが最高の洗脳装置なのです。
・・・・・・・・

みなさんは、それでもテレビを見続けますか。
みなさんは、それでも子供にテレビを見させますか。



-教育

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

本当にこの子のため?

「この子のためを思って。」 というしつけのパターン。 「将来、困るといけないから この子のためを思って叱ります。」 確かにそういう場合も あるかもしれませんが、 多くの場合、 「それ、本当に 子どもの …

子どもの言葉とその真意

いつもあまのじゃくなことを言う子、いませんか。 「そんなのどうでもいいし。」 「~なんか大嫌いやし。」 「嫌われてもいいし。」 「面白くないし。」 「ウザイ。」 「ババア。」 「あっち行け。」 聞いて …

夢を叶える鈍感力

小学校の教員を辞めてドリームサポートコーチになろうと思った一番のきっかけは、 夢がしぼんでいく現場をたくさん見てしまったからです。 幼い頃に抱いていた夢 「〜になりたい。」 が、だんだん 「〜ならなれ …

未来を創りたい子ども、過去に縛られる大人

昨日、教員のサークルでコーチングの理論についてレクチャーしました。 苫米地さんの本「コンフォートゾーンの作り方」に とてもわかりやすく解説されているので その本をベースにして少しお話をしました。 その …

年頭の決意はどう書く?書いて終わりにならない目標の立て方!

毎年子供たちへの年賀状を書いています。 暑中見舞いと年賀状と学級通信の増刊号ということにしています。 今の勤務校では年頭の決意を発表するようになっているので、 年頭の決意の書き方についての記事を年賀状 …