教育

最終ステージクリア

投稿日:2017年12月26日 更新日:

子どもの心をつかんで離さないゲーム。
最近はゲームの種類も豊富になって
様々なタイプのゲームがあるようですが、
基本的には一定のルール内での挑戦です。

そのルールの範囲内で「最高の達成度」というものがあるはずです。
昔風のゲームで言うと「最終ステージクリア」。
コンプリートって言うことですね。



ゲームをコンプリートしてしまうと、
一気にモチベーションが下がってしまいます。
「もうクリアしたからいいや。」ということですよね。

ある一定の範囲のことをクリアしたらOK。
これって何か似ていませんか。

そう。
学校の勉強です。

mario-1557975_1920.jpg

学校の勉強は、教科書が決まっていて
テストはその範囲内から出されます。
教科書の内容をすべてマスターしたらそれで終わり。
最終ステージクリアになってしまいます。

学校の勉強には最終ステージが存在してしまうのです。

子どもたちはその最終ステージをクリアするために、
一生懸命に勉強するのです。

でも、本当の勉強ってそうじゃないですよね。
確かにコンプリートする楽しさもあるでしょうが、
新しいことに挑戦する過程。
今まで知らなかったことが少しずつ分かる過程。

プロセスが楽しいのですよね。

だったら最終ステージを設定することは必要ないのです。
勉強の範囲を設定する必要もないのです。

「学びは青天井」

脳科学者の茂木健一郎さんはそう言っています。

どこまでやっても終わりがない。
やればやるほど次が見えてくる。
ずっとプロセスを楽しめる。
これが本当の勉強ではないでしょうか。

もし最終ステージをクリアしたと言って喜んでいる人がいたら、
もっと面白い次のステージを見せてあげることが大切だと思います。

学びに終わりはないのですから。



-教育

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

思いを伝える力思いを聞き取る力を育てる

「先生!〜くんが・・・。」 こうやって訴えてくるシーン、よくありますよね。 昨日は外で遊んでいたA君が職員室に訴えに来ました。 「河村先生、B君が首にこうやって(手をかけて)きました。」 「何!!それ …

文字が世の中を動かす

赤信号で止まるのはなぜですか? 日本に住んでいるほとんどの人は赤信号で止まります。 ※一部の反社会的な人を除いて。 赤信号で止まらない人は極めて少ないでしょう。 多くの人の行動を規定するところの所以は …

本当にこの子のため?

「この子のためを思って。」 というしつけのパターン。 「将来、困るといけないから この子のためを思って叱ります。」 確かにそういう場合も あるかもしれませんが、 多くの場合、 「それ、本当に 子どもの …

可能性を伸ばす親、つぶす親

お子さんがいる方へ ぜひ知っていてほしい 2つの物語があります。 「鎖につながれた象」 と 「1マイル4分の壁」 です。 この物語に関係する キーワードは エフィカシー (自己効力感) です。 エフィ …

赤鉛筆指導とコーチング

小学校教師の世界では 知る人ぞ知る 「赤鉛筆指導」というものが あります。 先日行われた 特別支援教育をテーマとした 「槇田塾拡大セミナー」で 私の師匠 槇田健が 紹介しました。 いわゆる 勉強が苦手 …