教育

多数派=よい?

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新学期が始まりました。
テレビや新聞では
「不登校」
という言葉が
みられるようになりました。

なぜ不登校が起きるのか。

それは
学校の仕組みに
問題があるからです。

学校は
その年齢の平均的な
子どもたちにとって
居心地のよいシステムに
なっています。

平均的な学力
平均的な性格
平均的な身体
平均的な嗜好

そして平均から
外れている子は
生きにくいシステムに
なってしまっています。

例えば
平均より極端に
背の低い子は
流し台に届かず
踏み台なしに
手を洗うことが
できません。

例えば
平均より
極端に目が
見えにくい子は
メガネをかけても
黒板の字が読めません。

流し台や黒板の文字は
平均的な子どもが
使いやすい高さ
見えやすい大きさに
なっています。

届かない子
見えない子は
悪い子
なのでしょうか?
努力が足りない子
なのでしょうか?

そんなことは
ありませんよね。

同じように

算数の教科書は
平均的な子の
理解度に合わせて
作られています。

極端に理解度の早い子は
退屈すぎて
ごそごそします。

極端に理解度の遅い子は
分からなすぎて
ごそごそします。

すると先生は言います。
「集中しなさい!」
「何度言ったら分かるんだ!」

話が勉強になったとたんに
本人の努力不足に
されてしまいます。

先生にとって
平均的な子は
教えやすい子で
平均から外れている子は
教えにくい子です。

平均に合わせて作られた
システムの中では

平均から外れた子は
生きにくいのです。

その外れ度合いが
一定以上だと
「障碍(障害)」
と認定されます。

正規分布の両端が
障碍者なのです。

先日行われた
槇田塾拡大セミナーでは
小児科医の林隆ドクターは
こう言っていました。

「発達障碍ではなく
発達少数派である。」

林先生らしい
実にエッジの
効いた言葉です。

多数派=健常
少数派=障碍

という考えから

多数派=良い
少数派=悪い

というイメージを
引き出してしまいます。

少数派は単なる
少数派であって
そこに良い悪いという
評価はふさわしくない
はずです。

しかし、なぜか

多数派=常識
多数派=普通
多数派=正しい
多数派=よい
となり

少数派=非常識
少数派=特殊
少数派=間違い
少数派=悪い

となってしまっています。

だから少数派は
生きにくいのです。

もちろん発達障碍と
診断された子ども
だけではありません。

診断がつく少数派は
まだ、
理解されやすい方です。

診断名のつかない
少数派もまた
存在しているはずです。

不登校の子どもたちは
なんらかの発達特性が
少数派なのでしょう。

多数派が当たり前に
通っている
学校というシステムに
拒否反応をしめしている
子どもたちです。

当たり前に
授業が受けられない。
当たり前に
友達と仲良くできない。
当たり前に
人とコミュニケーションが
取れない。

しかしそれは
本人の
努力不足なのでしょうか?

努力して
当たり前に学校に行くことが
本当にその子たちの
幸せにつながるのでしょうか?

少数派は
多数派に
合わせなさい。

そういう論理からは
そろそろ
脱却する時期に来ています。

子どもに関わる
全ての大人が
真剣に考えるべき
問題だと思います。

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