教育

師は選ばれるもの

投稿日:2017年12月3日 更新日:

「あの子は相手によって態度を変えるよね。」

職員室で聞いたことのある子どもへの評価です。

「相手によって態度を変える。」
と言った先生は、
その子に悪い方に態度を変えられた相手です。

他の先生の前では素直なのに、
その先生の前では反抗的になる。

そんな子の人間性?性格?を
批判的に評価しているのです。

でも、ちょっと待ってください。

人によって態度を変えるのは
当たり前じゃないですか。

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もしある人が、
出会った人すべてに同じ態度を示すとしたら、
いろいろな問題が起きそうです。

母親と、道で出会った見知らぬおばさんへの態度が
全く同じだったら・・・・・。

そんなこと、普通は考えられませんね。

そして、そういう先生は、自分自身が、
人によって態度を変えているはずです。

「どんな先生に対しても同じような態度で接しないといけない。」

こんな信念、おかしいと思いませんか。
子どもの立場で考えられない人としか思えません。

そもそも、その子はその先生を「師」として選んでいないのです。

師は敬われる。

それは、師は選ばれるものだという
当たり前の前提があるからです。

「あの先生に学びたい。」
と思って、教えを乞うのが師弟関係です。

そうなれば、師を敬うのは当たり前です。

しかし、現在の公教育では、
「あの先生に学びたい。」
という理由で師を選ぶというシステムがないのです。

保護者同士の会話で、
「今年の先生、ハズレよね。」
とか、
「去年はアタリだったよね。」
などと言われるのも、
選ぶというシステムがないからです。

ネット環境が整った現代において、
「師を選ぶ。」ということを公教育システムに取り入れることは、
さほど難しいことではないと思います。

ネットのお陰で、日本全国、そして全世界の師の中から
自分に合った師を選ぶことができるのです。

「先生が好き」は「勉強が好き」と同じです。
中学校の時、
数学が大嫌いだったのに、先生が変わってから大好きになった、
ということは多くの人が経験していると思います。

その教科がどうのこうのではなくて、
その教科を教えてくれる先生がどんな人かが大切なのです。

自分に合った先生を選ぶことができれば、
今よりもっと、
「勉強が好き。」
という子どもたちが増えるのではないかと思います。

-教育

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