教育

喧嘩の仲裁はこうする

投稿日:2017年12月2日 更新日:

ビリーさんの講座を受けて、
喧嘩の仲裁の仕方のこととリンクしました。

若い先生にとって子どもたちの喧嘩の仲裁が
上手くできるかどうかは、学級経営に大きな影響があります。

そもそも、喧嘩はあって当たり前、
喧嘩をすることによって
子どもたちは人間関係の調整方法を学んでいくのです。
その喧嘩の仲裁が上手くないと、学級がギスギスしてきます。

喧嘩の仲裁の基本は、

①双方の言い分をきくこと。
②双方の言い分に共感すること。
③ちょっとだけでも自分に落ち度があるということを
意識させること。
④両成敗すること。

若いころはこの基本を知ったことで、
かなり喧嘩の仲裁が上手になりました。

必ず双方に言い分があるので、それをしっかりきくこと。
そして、「悲しかったね。」「辛かったね。」「痛かったね。」と
共感すること。
これで、カーッとなっていた頭の中を
少しクールダウンすることができます。

喧嘩の仲裁も「言い分をきく」ということが基本なのです。

最近はこれをさらに一歩進めて、
仲裁しない仲裁をしています。

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間に先生が入るのではなく、
本人同士の対話を教師の目の前でさせるのです。
低学年の子どもは少し難しいかもしれませんが、
中学年以上の子どもなら十分対話をすることができます。

例えば
「先生、B君にバカって言われた!」
とA君が言いに来たとします。
私は、聞きます。
「そうか。で、その嫌な気持ちをB君に伝えた?」
大抵の場合、伝えてないのです。
伝える力がないから、先生を頼ってくるのです。
「じゃあ、伝えておいで。『バカって言われて嫌だった』って。」
なんと、これだけで解決することもあります。

これで解決しない場合は、A君はこのように言います。
「言ったけど、聞いてくれんかった。」
「そうか。じゃあ、B君を呼んでおいで。」
A君がB君を呼んで来たらいいます。
「B君、A君が話したいことがあるらしいよ。」
「A君、ちゃんと自分で言ってごらん。」
教師の目の前で、2人の対話をさせるのです。

そのときに大切なのは、相手の話を遮らないことを
徹底させることです。
つい、途中で自分の言い分を言いたくなるのですが、
そんな時には
「あとで言わせてあげるから、今は聞きなさい。」
と言います。

約90%はこれで解決します。

解決すると同時に、
次に同じような問題が起きたときに、
どのように自分の思いを伝えるか、
そして、
どのように相手の言い分を聞くかを
教えることができます。

教師が間に入って、裁判官役をやりすぎると、
教師がいないと、解決できなくなってしまいます。

いちばん最悪なのが、
片方の意見を聞いて、
「なに!それはいけない。」
といって、一方的に相手を問い詰めるやり方です。

泣きながら訴えてくるとつい、「なに!」
となってしまいがちです。
若い女性の先生は、この傾向が強いように思います。

ビリーさんは言います。
・・・・・・・・・・・・・・・・
相手の思い最後まで聞く。
これだけで、世の中の争いはほとんどなくなる。
・・・・・・・・・・・・・・・

きくことって本当に大切ですね。

ビリーさんの講座については、
ひとつ前の記事を読んでくださいね。

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