コーチング

で、何が問題なんですか?

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最近、人の相談を
受けることが増えてきました。

コーチングを知ってから、
人の話を注意深く聞くようになりました。

注目するのは、
言葉の内容ではなく、
その言葉を発した人の背景となる
ブリーフシステム(信念体系)です。

「これが良いことだ」
「これは悪いことだ」
という善悪の判断基準とも
言えるかもしれません。

例えば、
「遅刻は絶対にいけない。」
という信念を持っている人は、
「ちょっとぐらい
 遅刻してもいいじゃん。」
という人が許せないのです。

そんな人がいると、
我慢できなくなって、
イライラしてしまいます。

そして、どうにかして、
その人を変えようと
必死で努力します。

そして疲れ切ってしまうのです。

この場合、
「遅刻は絶対にいけない。」
というブリーフシステムを
ちょっとだけ柔軟に変えれば、
「遅刻はしないほうがいいけど、
 仕方がない時もあるよね。」
というぐらいに
変化させることができれば、

その問題は、問題ではなくなります。

例えば、
「約束は絶対に守らないといけない」
という信念を持っている人は、
「守れなくてもしょうがないじゃん。」
という人が許せないのです。

そして、どうにかして、
その人を変えようと
必死で努力します。

そして疲れ切ってしまうのです。

この場合、
「約束は絶対に守らないといけない。」
というブリーフシステムを
ちょっとだけ柔軟に変えれば、
「人にはそれぞれ事情があるんだよね。」
というぐらいに、
変化させることができれば、

その問題は、問題ではなくなります。

つまり、
問題を作っているのは自分自身
自分のブリーフシステムが
自分をイライラさせ、
自分を疲れさせているのです。

もちろん、
「自分の信念に従って生きる。」
という人はそれでいいのです。
その自分の信念を、
人に対しても同じように期待することは、
やめたほうがいいのです。

ちょっと、意地悪な言い方をすれば、
相談を受けていて、
「で、何が問題なんですか?」
と思ってしまうことがあります。

私から見れば、
「すごくよくやってるじゃないですか。」
「そのまま進んだらいいと思いますよ。」
と言ってしまいたくなるのです。

私の好きな本に
「悪魔とのおしゃべり」
さとうみつろう著
があります。

その中で、
「悪い奴はいつも笑っている」
「怒っているのはいつも正義の味方」
とあります。

「越後屋、おぬしもワルよのう。
 クックック」
「お代官様こそ、エッヘッヘ」

「やいやい、悪代官!!
 ついに、しっぽを掴んだぞ!!」

ほら、
笑っているのは悪い奴で、
怒っているのは正義の味方でしょう。

悪いやつは、
人に期待しないのに、
正義の味方は、
人に期待しまくるのです。

「なんで、〜しないんだ!」
「〜するのが正しい道だろう!」
と言って怒っているのです。

もちろん、
法律違反などというレベルは、
論外なのですが、

私たちが怒っている対象は、
そんな国家の法律レベルではなく、
せいぜい自分ルールレベルですよね。

じゃあ、
その自分ルール、やめれば。

ということなのです。

もちろん、その上で、
それでも自分のやりたいことを
達成するには人に動いてもらわないと
いけないこともあります。

そんなときには、
上手に人に動いてもらう方法も
アドバイスするのですが、

それは「want to」の話であって、
「have to」の話ではないですよね。

「絶対〜せねばならない!」と
怒っている人には、
「あなたが
 〜したいんですよね。」
と聞き返します。
「その人は、
 〜したくないんでしょうね。」
とアドバイスします。

その上で、
「〜してほしかったら、
 こうしたらどうでしょう?」
という言い方をします。

私が言いたいのは、
「その問題はあなたが作ったものですよ。」
ということです。

それに気づかずに、
苦しんでいる人がたくさんいます。

ちょっと立ち止まって、
考えてみてください。
自分自身に対してこう問いかけるのです。

「で、何が問題なんですか?」

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