コーチング 教育

みんななかよし

投稿日:2018年5月23日 更新日:



教員をやっていた頃、
「この指導には違和感があるな。」
と思っていたこと。

それは、
「みんななかよし」
というスローガンです。

このスローガンの裏には
「ちゃんと話せば分かり合える」
「わたしにとって嬉しいことは、
あなたにとっても嬉しいでしょ。」
「みんな同じ価値観を共有してるよね。」
という意識が働いています。

学級に30人もいれば、
気の合う人もいるし、
そうでない人もいる。

それは当たり前のことなのですが、
「みんななかよし」
のスローガンのもとでは、
そんな当たり前のことが、
塗りつぶされてしまいます。

「あの人とは気が合わないんです。」
と言おうものなら、
「そんなこと言うんじゃありません!」
と、その感情自体がなかったことのように
されてしまうのです。

「気が合わない人もいる」
という前提に立って、
「どうすればうまくやっていけるか」
を考えるのならば納得いくのですが、
友達に対してマイナスの感情を抱くこと
それ自体に問題があるような
指導をされてしまうのです。

「わたしが考えていることは、
あなたにも分かるよね。」
という誤った認識が、
人間関係をいびつにしてしまいます。

ジャイアンのような押しの強い人が、
のび太のようなお人好しを、
強引に野球に誘って、
「のび太、野球楽しいよな?」
「う、うん・・・。」

こういった人間関係が
「みんななかよし」
というスローガンで
生まれてしまうのです。

わたしとあなたは
違う価値観をもった人間なのだ。

このような当たり前の前提を、
まず、お互いに認めるとよいのです。

これは親子関係にも言えることです。
親は、子どもに愛情を注ぐあまりに、
あたかも自分の自我と同一の人間が
いるかのように接してしまいがちです。

なんでこれができないの?
なんでこれが分からないの?
わたしはそうじゃなかったのに。

自分ができることは
子どももできる。
自分がわかることは
子どもも分かる。

そういった幻想を抱いてしまいます。

親と子どもであっても、
違う価値観をもった人間です。

好きなものも違うし、
嫌いなものも違います。

当然、似ていることもありますが、
だからと言って、
全て、親の価値観を押し付けてしまって
いいというわけではありません。

わたしと息子もかなり違う性格です。

わたしは物語の本が好きだったのですが、
息子は図鑑や地図が大好き。

わたしは絵や工作が苦手だったのですが、
息子はレゴやプラモが大好き。

わたしと息子は全然違います。
自分の好きなことを
息子に押しつけてしまったら、
きっとギクシャクした親子関係に
なってしまうでしょう。

学校教育でも、家庭教育でも、
他者意識をもって、相手を尊重し、
適度な距離感をもって接することが
大切です。

自分の所有物のように、
「わたしのいうことを聞くのは当たり前だ!」
といった強権的な指導は、いつか破綻します。

もちろん連帯感や所属意識といった、
居場所作りのための共感的な関係も必要ですが、
それでも、根底にある他者意識を
忘れてはいけません。

お互いを尊重し合ういい関係を気づくためにも
他者意識をもっと指導する。
そして、子どもたちにも
他者意識を育てていくことを
大切にしたいものです。

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