コーチング 教育

夢を叶える人と、口だけの人

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「あいつは口だけはでかいこと言っているくせに、
 何にもできんやつだ。」

こんな風に、批判される人がいますよね。
大きな夢を語るのはいいのですが、
(コーチング的には、ゴールは人に話さないのがいいのですが)
夢を語るばかりで、全く夢が叶わない人もいますよね。

「俺はビッグになるんだ。」
と言っているわりには、何も行動を起こさない人。
その一方で、
着実に夢に近づいていき、夢を叶える人。

その二者の違いはなんなのでしょうか。

それは、夢がかなった世界を明確にイメージしているかどうかです。

これはある人から聞いた話です。

「バンドデビューをして武道館でライブをやる。
 だから高校受験はしない。」
という中学3年生のお母さんから相談を受けました。
お母さんとしては、受験をしてほしいのです。

「なんとかしてください。」
というお母さんに、
その人は、「任せてください。」
と言って、その子(A君)と話をすることにしました。

その人はA君の武道館ライブの話を真剣に聞いて応援したのです。

「じゃあ、まず楽器屋さんに行ってギターを買おう。」
「そして、5曲ぐらい作って、路上ライブをやるんだ。」
「そうやってお客さんが付いてくれるようになったら、
 ライブハウスに売り込みに行こう。」



その人は、
夢が叶う道筋を、一つひとつたどって行ったのです。

するとA君の態度に変化が起きてきました。
そして、
「俺、やっぱり受験する。」
と言い出したのです。

きっとA君は心から武道館ライブをしたいという
抑えきれないような思いがあったわけではないのです。
ただ、受験から逃げる口実を探していただけなのでしょう。

そして見つけたのが、
「武道館でライブ」という口実だったわけです。

大きな夢を語る人には、2種類います。

心からそれを達成したいと願い、明確にそのゴールのイメージができている人
そして、
何となく、現状に不安を持っていて、そのはけ口をさがして大きな夢を語る人

前者は、どんどん行動して夢を叶え、
後者は、何もせずに、現状に不満を持つ日々が続いていきます。

メジャーリーガーのイチロー選手は紛れもなく、前者です。
イチローは小学6年生の時に、次のような作文を書いています。

・・・・・・・・・・・・・・
僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。

そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は3才の時から練習を始めています。3才から7才では半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。

だから、一週間中で友達と遊べる時間は5、6時間です。

そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。ドラフト一位で契約金は一億円以上が目標です。僕が自信のあるのは投手か打撃です。

去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうちホームラン3本を打てました。そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは一年間負け知らずで野球ができました。だから、この調子でこれからもがんばります。

そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです。

とにかく一番大きな夢は野球選手になることです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

自分が心からやりたいことを、明確に思い描いています。
そして、その夢を達成するために、行動しています。

心からやりたいこと。

これを持っているかどうか。
そして、それを明確にイメージできているかどうか。

これが、夢を叶える人と、口だけの人との違いです。



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