教育

子どもの夢を応援する教育

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学校教育は、子どもの夢を応援できているでしょうか。

職員室での会話です。

「○○君は、Youtuberになりたいって言いよるらしいけど、
 Youtuberなんて絶対まともな仕事じゃないやろう。
 どうやってあの夢をつぶすかやなあ。」

ちょっと耳を疑うかもしれませんが、
これは本当にあったことです。

私はよっぽど反論しようかと思いましたが、
そんな考えの人に言うだけ無駄かなと思い、
ずっと無視していました。

子どもが抱いた夢を頭から否定する。
それは、最悪の対応です。
自己効力感を下げ、自ら何かに挑戦しようという意欲を削いでしまいます。

自主自立
自ら学ぶ力
意欲的に取り組む

などという美辞麗句はたくさん並んでいる学校ですが、
実態は、
「どうやってあの夢をつぶすかやなあ。」
なのです。

結局、自分たちが望む方向の中での「自主自律」でしか無いのです。

私のクラスでも「Youtuberになりたい。」という子がいました。

「Youtuberになるために、今何をするの?」
と聞くと、
「お金を貯める。」
と言います。
「どうして?」
「パソコンとかスマホとかを買わんといけんから。」
「家にパソコンないの。」
「あります・・・・。」

私は言いました。
「だったらそんな回り道、必要ないよ。
 今すぐ動画を作ればいい。
 先生がスマホで撮ってあげるから、
 動画のネタを考えておいで。
 お母さんが『アップしていいよ。』というまでに、
 100本でも200本でも動画を撮り貯めとけばいいんよ。」

「Youtuberになって視聴回数100,000,000回達成したい。」
というその子の話を聞いて、友達は
「みんながチャンネル登録して、毎日見てあげればいいやん。」
という温かいエール。



子どもの夢は変わるものです。

その子が本当にYoutuberになるかどうかは分かりませんが、

そのために、様々な行動をした。
そのために、たくさん勉強した。
そのために、みんなが応援してくれた。

という経験は、その子の夢を叶えるための大きな力になります。

ロケット作りで有名な植松努さんは、
学校の先生から、
「絶対無理。できっこない。」
と言われ続けてきたそうです。

しかし、それをはねのけて
今、実際にロケットを作って子どもたちに
夢を持つことの大切さを教えています。

植松さんのところには、年間1万人の子どもたちが
ロケットを飛ばしにやってくるそうです。

植松さんはたまたま、
「絶対無理。」を跳ね返すことができましたが、
多くの子どもたちが、この
「絶対無理。」の犠牲になっているのが現状です。

先生も、親も、
子どもに絶対無理なんて言葉を言わないでほしい。

「あなたならできる。」

と言える人であってほしいです。



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