コーチング 教育

コーチングとカウンセリング、そして教育との違い~両方受けた教師の見方~

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先日、東京で高嶋芳幸コーチのセッションを受けてきました。

マンダリンオリエンタル東京のラウンジで、
コーヒーを飲みながら、リラックスした雰囲気の中、
自分のゴールについて話を聞いてもらいました。

あっという間の30分のセッションでしたが、
素晴らしい気付きをたくさんいただきました。
「教えてもらった」のではなく、「気づかせてもらった。」
そんな言葉がピッタリのセッションでした。

事実、高嶋コーチはセッション中に、
新たな知識を私に与えてくれたわけではありません。
アドバイスをくれたわけでもありません。

全く不思議な感覚です。

コーチングセッションを受ける前の私のコーチングへのイメージは
「カウンセリングと似た感じなのかな。」
というものでした。

私は以前、カウンセリングを受けたことがあります。
仕事がうまくいかず、精神的に参っていた時期です。
悩みを話して、すごく心が軽くなったことをよく覚えています。

「コーチング」と「カウンセリング」を両方受けた私は、
この2つのアプローチの違いが明確に分かりました。
そして、小学校の教員である私は、
教育との違いについても考えてみました。

カウンセリングは基本的に、
何らかの原因により、心の状態が健康ではない人を対象にします。
「心がしぼんでしまっている人」
といった表現がわかりやすいかもしれません。

カウンセラーはそんな心がしぼんでしまった人の話を聞いて、
「大丈夫、そのままでいいんだよ。」
という安心を与える役目を果たします。
そして、しぼんでしまった心の状態を、
元の健康な状態に戻す手助けをしてくれます。

それに対して、コーチングは基本的に、
何らかのゴールを達成したいと思っている人を対象にします。
「ゴールを達成したい人」
を対象とするのです。



コーチはそんな人がゴールを達成したい人の話を聞いて、
「すごいね、あなたは必ずゴールを達成できますよ。」
と応援する役目を果たします。
そして、ゴールを達成するための自分の可能性に
気づかせてくれる手助けをしてくれます。

私がカウンセリングを受けたときのイメージは
「ああ、包まれているな。」
というものでした。

そして、コーチングを受けた時のイメージは、
「ああ、もっと自由にしていいんだ。」
というものでした。

カウンセリングは自分を取り戻す。
コーチングは自分を解放する。
といった感じです。

図に表すとこんな感じです。

では教育は何をやっているのか。

残念ながら、
コーチングと全く逆のアプローチです。

たくさんの「やりたいこと」の中から、
「やるべきこと」と「やってはいけないこと」とを選別し、
社会が「やるべきこと」だと認定したものだけにフォーカスさせる。

「ああもっと自由にしていいんだ。」
ではなく、
「ああ、これをやらなければいけないんだ。」

自分を解放する。
ではなく、
自分を縛る。

実際に、教育によって
「夢をあきらめさせる」という事態が起きてしまっています。

学校の先生から、
「それはあなたには無理だからやめておきなさい。」
「もっと現実を見なさい。それでは食べていけないよ。」
と言われた人も多いと思います。

こうやって教育によって子どもたちは夢をあきらめていきます。
本来の教育の姿とは全く逆の実態になってしまっています。

コーチングの力によって、
教育の姿をより良い方向に変えていきたいと思います。



-コーチング, 教育

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