教育

空気を読む子

投稿日:2017年12月22日 更新日:

空気を読む子どもは教師にとって都合のいい子どもです。

授業で教師がダメな発問や指示をした場合でも、
教師の意図を汲んで、教師の意図に沿った答えを言います。
その結果、「この子はいい子」と評価されるのです。



空気を読まない子は、教師にとって都合の悪い子です。
教師の意図を汲むなんてことはしませんから、
言われた通り、素直に答えます。

einstein-1173990_1920.jpg

教師にとっては、「何だ、こんなこともわからないのか。」となってしまいます。
空気を読む「いい子」がいるお陰で、
空気を読まない「素直な子」が悪者になってしまいます。

そして、教師自身は「自分の発問や指示が悪い」ということに気づかないのです。

もちろん教師は、学校で空気が読める「いい子」だった子です。
空気が読めるから、教師に可愛がられ、学校にいい思い出がある子です。

そういう私も、「いい子」だったのです。
先生の意図を一生懸命に理解しようとしていました。
友達が先生に叱られていると、
「なんでわざわざ叱られるようなことをやるんだろう。」
と思っていました。

特に、発達障害の子は空気を読むのが苦手です。
全くできないという子もいます。

先生が、
(道草をせずに)「まっすぐ家に帰りなさい。」
というと、
「先生、まっすぐ帰れません。」
と本気で言います。

こんな子どもたちがいるのに、
空気を読むということを学級全体に強いていては、
その子にとって非常に居心地の悪い学級になるでしょう。

空気を読まなくても、
はっきり、明確に発問指示をしてもらえる。

それだけで、多くの子どもたちのストレスがなくなると思います。



-教育

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

1位になれないから

「徒競走で1位に なれないから 運動会には出ない。 と言っている子がいます。 何と言ってあげたら いいですか。」 こんな質問を受けました。 みなさんだったら どう答えますか? ちょっと考えて みてくだ …

既製品とオーダーメイド

小学校の先生の中には、ジャージで授業をする人もいるのですが、 私は、ドラマに登場するジャージ姿の先生のイメージが大嫌いなので、 体育の授業以外は、できるだけネクタイを締めてスーツで授業をします。 そん …

あれども見えずを問う

授業の名人と言われる 有田和正先生の 有名な発問があります。 「バスの運転士さんは  どこを見て運転していますか?」 この発問で子どもたちの 思考が活性化します。 なんとなくボーッと見学していても こ …

喧嘩の仲裁はこうする

ビリーさんの講座を受けて、 喧嘩の仲裁の仕方のこととリンクしました。 若い先生にとって子どもたちの喧嘩の仲裁が 上手くできるかどうかは、学級経営に大きな影響があります。 そもそも、喧嘩はあって当たり前 …

ノットノーマル

多くの日本人を縛っている 「普通」という概念。 「あの人普通じゃないよね。」 という言葉は、 悪口であることが多いです。 普通に学校に行って 普通に就職して 普通に結婚して 普通に子供ができて 普通に …