教育

子どもの言葉とその真意

投稿日:2017年12月20日 更新日:

いつもあまのじゃくなことを言う子、いませんか。

「そんなのどうでもいいし。」
「~なんか大嫌いやし。」
「嫌われてもいいし。」
「面白くないし。」

「ウザイ。」
「ババア。」
「あっち行け。」



聞いている方が、思わずカチンとくるような。
そんなこと言う子いませんか。

そこで、カチンときてその子の言葉を額面通り受け取ると、
お互いにいいことはありませんよ。

kids-1894804_1920.jpg

子どもが発する言葉とその真意とは、
相反することがよくあります。

自分の感情を上手に伝えることができないのです。
感情に流されて、言葉が上手にコントロールできません。

「大嫌い!!!」
っていいながら彼氏に抱き着くシーン。
昔のトレンディドラマでありましたよね。

あれと同じです。

子どもの言葉の言葉尻を追いかけると、
子どもの思いからどんどん離れていってしまいます。

「さっき~って言ってたよね。」
なんていうふうに、子どもの言葉を問い詰めると、
子どもは、「いや、そんなつもりじゃなかったんだけど・・。」
と思いながらも、引っ込みがつかないので、
「うん。言ったよ。だから?」
というふうに開き直ってしまいます。

結局、もともと何が問題だったのか
お互いに分からなくなってしまうのです。

そんな時、有効な言葉がけは、
「本当は、~って言いたかったんじゃないの?」
「本当は~してほしかったんじゃないの?」
というように、
「本当は・・・・?」
と問うことです。

うまく言葉にできない思い。
うまく態度に表せない思い。

これをくみ取って、「~なんじゃないの?」
と問うことで、
レッドゾーンまで吹き上がっていた子どもの感情が、
スーッと下がってきて、
素直になることができます。

「うん。本当は~したかったの。」
というように素直な言葉が出てくるのです。

「自分の思いを分かってくれた。」という安心感が、
相手への警戒心や、自分を守ろうとする気持ちを
解きほぐすのでしょう。

言葉の奥にある真意を読み取ろうとする努力が、
子どもをより良い方向へ導くことにつながります。

これって、大人も同じですけどね。



-教育

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

それって本当の夢ですか?

教育相談で、ある男の子に 夢を聞きました。 「あなたの夢はなんですか?」 「自衛隊員になることです。」 「へえ、どうして  自衛隊員になりたいの?」 「お母さんが、それがいいって。」 「あれっ?」と思 …

コーチングは究極の個別指導

ティーチングと コーチングとは違います。 それは、 ゴールがどちら側にあるのか という違いです。 ティーチングは 文化的に価値あるものを 学習者に届ける営み。 ゴールが指導者側にあります。 学習者が価 …

コーチングの力

先日のコーチングセッションの 感想をいただきました。 このクライアントさんには 親子でのセッションを させてもらっているのですが、 セッションが進むにつれて どんどん表情が 明るくなってきて 明らかに …

あなたはいつも・・・

人を批判するとき つい使ってしまう言い回し。 「あなたはいつも・・・」 「あなたはいつも  忘れてしまうんだから。」 「あなたはいつも  だらしないんだから。」 「あなたはいつも  同じ失敗をするんだ …

赤鉛筆指導とコーチング

小学校教師の世界では 知る人ぞ知る 「赤鉛筆指導」というものが あります。 先日行われた 特別支援教育をテーマとした 「槇田塾拡大セミナー」で 私の師匠 槇田健が 紹介しました。 いわゆる 勉強が苦手 …