教育

文字が世の中を動かす

投稿日:2017年12月17日 更新日:

赤信号で止まるのはなぜですか?

日本に住んでいるほとんどの人は赤信号で止まります。
※一部の反社会的な人を除いて。
赤信号で止まらない人は極めて少ないでしょう。
多くの人の行動を規定するところの所以は何でしょう。

それは、文字なのです。

文字が人の行動を規定しているのです。

道路交通法第七条には次のようにあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
第七条 道路を通行する歩行者又は車両等は、信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等(前条第一項後段の場合においては、当該手信号等)に従わなければならない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・



この法律の記述により、人は赤信号で止まるのです。

憲法
法律
条例
論文
説明書
契約書
随筆
小説
詩歌

文字であらわされるあらゆる記述が、
人の行動を促し、人の行動を制限します。

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明文化されていない暗黙のルールは、
それを共有していない人にとっては、アンフェアに映ります。

フェアである=明文化されている

ということです。

例えば、
飲食店でメニュー表にお酒の値段が明記されている。
だから、客は安心してお酒を注文することができます。
文字に書かれていることで、その値段はゆるぎないものになります。
お店の都合で、今日だけは2倍の値段でした。
ということは、普通あり得ないのです。
もし、2倍の料金を請求されたら、お客はそのメニュー表を盾に、
「ここにこう書かれてあるからおかしいでしょう。」
と抗議することができます。

しかし、もしお酒の値段が明記されていなかったら。
お会計のときに、思った以上の請求をされてびっくりしたり、
トラブルになってしまったりします。
いわゆるぼったくりは、明文化されていないことが原因で起こってくるのです。

文字に書かれていて誰でもがそれを読むことができる。
そういうフェアなシステムの下、現在の世の中が回っています。

この世の中をよりよくしていくためには、
その文字の世界に精通する必要があります。

メニュー表の文字が読めなければ、
2倍の金額を請求されても、抗議することができないのです。

説明書が読めなければ、
家電製品の誤った使い方をして事故が起きるかもしれません。
契約書が読めなければ、
自分にとって不利な契約にハンコを押してしまうかもしれません。
理科の教科書が読めなければ、
なぜ太陽が東から昇るのか、分からないまま死んでいくかもしれません。
新聞が読めなければ、
政情や、景気、事件、災害について知らずに損をしてしまうかもしれません。

文字の世界に精通することが、
この世の中で、より自由に生きることにつながります。

文字が世の中を動かしている。
だからこそ、世の中をよくするために、
文字を使いこなす。

そして今日も本を読もう。



-教育

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