教育

人を評価すること

投稿日:2017年12月14日 更新日:

今日は、学校に残って通知票を仕上げました。
明日の朝が締め切りです。

以前はすべて手書きとスタンプだったのですが、
今は、電子化されて、エクセルファイルに打ち込んで、
印刷すればいいようになっています。



私は手書きが苦手で、
手がつりそうになりながら、書いていました。
それを考えれば、通知票が電子化されたことで、
担任の作業はすごく楽になりました。

ただし、電子化されるとミスが起こりやすく、
管理職の先生がチェックをするのに、
かなり神経を使うようです。

通知票を作るときにいつも感じるのが、

checklist-1622517_1920.png

人を評価することの怖さです。

いっそのこと、すべて機械がやってくれればいいのに、
とも思います。

教員も人間である以上、完全にフェアな評価をすることはできません。
フェアであるために、さまざまな基準を作ってそれに従って評価するのですが、
それでも、どうしても恣意的な評価が入り込んでしまいます。

それがよい場合もあるし、悪い場合もあるでしょう。

子どもたちには、
「あゆみ(通知票のこと)はみんなの良さの中で、
ほんの一部分だけを切り取って、先生が評価するものです。
あなたたちの人間全体を評価しているものではないからね。」
という説明をするのですが、それでも何だか気が晴れません。

他の先生だったらこの子をどう評価するのだろう?
この評価は本当にこの子のためになっているのだろうか?

という疑問が毎回のように頭を駆け巡ります。

仕事として、一定の基準をもとに通知票をつけますが、
その通知票の採点がその人間の価値を決めるものではありません。

タバコのパッケージみたいに、但し書きを書くべきではないかと思います。

※この成績は、特定の基準に基づいて担任の目に触れる部分だけを評価したものであり、
あなたの人間的価値全体を評価したものではありません。

ともあれ、今日でこの苦しい作業を終えることができて、
少し、ホッとしています。



-教育

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

師は選ばれるもの

「あの子は相手によって態度を変えるよね。」 職員室で聞いたことのある子どもへの評価です。 「相手によって態度を変える。」 と言った先生は、 その子に悪い方に態度を変えられた相手です。 他の先生の前では …

no image

学校は〇〇に支配されている

15年小学校教員をやってきて、 ずっと学校という場所に違和感を感じてきました。 子どもたちと授業をしているときは楽しいのですが、 それ以外の部分で何か窮屈な思いをしていました。 まわりの人に支えられな …

それって本当の夢ですか?

教育相談で、ある男の子に 夢を聞きました。 「あなたの夢はなんですか?」 「自衛隊員になることです。」 「へえ、どうして  自衛隊員になりたいの?」 「お母さんが、それがいいって。」 「あれっ?」と思 …

山口県の教育政策に物申す〜相対評価に引きずられる人々〜

全国学力・学習状況調査 平成19年度から始まった大規模な学力調査です。 全国の小学6年生と、中学3年生が調査対象です。 山口県において、この調査の「平均点」が各学校の一番の関心となっています。 全国平 …

即レスという同調圧力

女子高生の間で、 snsやメールなどの やりとりをするときに、 「即レス」をしないといけない というルールが できてしまっているようです。 すぐに返事をしないと、 「どうしてすぐに  返事しないの?」 …